こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

【ミニコラム】人間関係はアップデート(2018.11.14)
親子関係が話題となると、「いまからでも親との関係に捉われなくなりますか?」と訊かれます。そもそも人間関係の構築とは、大抵の場合親子関係に始まり、それを家庭の外で擦り合わせていく作業になります。ちなみに昔から機能不全家族といわれる家族の人間関係では、昔から「話す…

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【ミニコラム】おくすりの立ち位置(2018.11.05)
 「どのような状態になったら薬は必要ですか?」と訊かれることがございます。こころの不調における服薬の境い目については、私は次のような例えをしています。 ひとつは、薬は「浮き袋」です。心の不調の時は知らず知らずのうちに、泳ぎ方が立ち泳ぎのようになっていたりします…

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依存症治療の曲がり角 : 社会恐怖と摂食障害(2018.10.02)
噴火の下にはマグマがある。以前にも述べましたが、精神科や心療内科は「症状」と同様に「衝動」も扱います。症状が火山の噴火だとすると、衝動はマグマの部分にあたります。噴火つまり症状の出方はその時の事情や巡りあわせによって変わりますが、たとえ症状は異なってもマグマで…

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親に翻弄された親たち(後半)(2018.09.11)
「アンビバレント」が生じる理由前半で「おびき寄せておいて、叩く」というフレーズを出しました。このように一転して反対の体に出てくるのを「アンビバレント」といいます。正式には「両価性」と訳しますが、これを実社会に落とし込むと、いわゆる「態度の豹変」まる様々な事象を…

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親に翻弄された親たち(前半)(2018.09.03)
実家帰省の憂うつ今年も夏休みで実家に帰省に行かれた人も多いと思います。一方、この時期外来の話題で多くなるのは「帰省」にまつわるものです。配偶者(特に夫方)の実家への帰省は妻側にとっては気が重いものですが、もっぱら外来で取り上げられるのはむしろ自分の実家に帰省す…

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完璧主義者の葛藤とパワハラとの繋がり(2018.06.21)
扱いにくい完璧主義者は、むしろ世間にいる。 今回は完璧主義について述べます。ここで「完璧にやらないと気が済まない」と自ら悩んで相談に来られる人は、その時点でとてもご自身に向き合っているといえます。自分が完璧主義な理由を深堀りすることに、その時点ですでに抵…

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共依存・底付き体験という言葉からの脱却(2018.06.11)
「共依存」に秘められた想い いまとなってはあまり前面に出なくなった「共依存」という言葉ですが、こと流行らなくなってきたからこそ、ここでまた考えてみたいと思います。ちなみに私が「共依存」という言葉を教わったときには、古典的にアルコール依存症の治療の中で用い…

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対人関係治療のゴールとは(2018.04.02)
対人関係の治療は、運転免許の路上教習のようなもの。 最近、「この治療のゴールはどのような状態か」と訊かれます。非常に核心に迫る問いですが、実は私はこの質問をされると、「この方はもう卒業が近いな」と考えます。まだトンネルの出口が見えないときは、このような質…

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こころはあくまでオーダーメイド(2018.03.19)
まずは前回の続きから…精神医療流行語に対する憂い 先日のコラムで、精神科医療は時代時代により必ず流行る言葉が出てくると申しました。このように本来診専門用語であるはずが巷で流行語になるのは、マスコミの影響も多少はあるかもしれませんが、ほとんどはあくまで私た…

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決めたがる癖(2018.03.09)
はじめに~ことばの独り歩き  人間関係についてはいまも昔も様々な一般本の題材となるため、どうしてもその時代の流行語というのが存在します。例えば「過干渉」という言葉は、概ね90年代から使われるようになりました。当時若年女性の摂食障害を掘り下げる中で、母娘関…

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