こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

セリンクロとアルコール依存症(2019.10.03)
今年の注目薬 今年になって二つの薬剤が新たに注目されています。一つはアルコール依存症に用いるナルメフェン(製品名・セリンクロ)、もう一つは注意欠陥多動性障害に用いるグアンファシン(製品名・インチュニブ)です。 前者は飲酒量低減薬として今年3月に発売されまし…

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あの時と同じことは起こらない(2019.09.02)
職場は特殊な集団。人間関係の構造式が違う 明日から学校では二学期が明けます。夏休み明けのこの時期が最も学童や生徒の自殺が多いようです。長い休みを経て、当時の辛かった時の再現を心配するのでしょう。 一方社会人においては、長期休暇後の学童や生徒と同じような考え…

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トラウマは気難しさにつながる(2019.06.07)
複雑性トラウマは「奪われた体験」と「得られなかった体験」に分ける。精神的なトラウマは、自然災害や事故などで生じる「単純性トラウマ」と、不具合な環境が長引いて生じる「複雑性トラウマ」に分けられます。私どもが扱うのは主に後者ですが、この複雑性トラウマは、さらに性的…

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我慢は禁物(2019.05.24)
我慢の副作用日本人は我慢を教わって育ち、あらゆる場面で波風を立てないことを是とする傾向があります。確かに日常生活の様々な場面において、いわゆる典型的な我慢が必要な場面もあるかもしれません。しかしこと我慢の際には、我慢している私を意識することが大切になると思いま…

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人間関係という運転(2019.05.16)
直接要因と背後要因先日自動車免許の更新で講習を受けた際、「事故には直接要因の他に、背後要因を考える必要がある」という案内がありました。直接要因運転ミスや無謀運転を示しますが、その背後にある「ハンドルを握る人間の事情を考える」ことが事故の回避に繋がると述べていま…

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いじめ・パワハラは加害者事情(2019.05.08)
対人関係問題はいわば遺伝新年度から一か月、また今年は特に長かったGWも終了し、会社や学校では本格的な人間関係が築かれる時期に差し掛かりました。毎年のことですが、この時期以後に密な人付き合いによる問題が出てきます。そのぎくしゃくの典型が「いじめ」・「パワハラ」で…

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アルコール依存症の移り変わり(2019.03.11)
アルコール依存症の新薬が発売されて…。 まずは宮城出身者として、本日3.11に哀悼の意を表します。 さて去る3月上旬、アルコール依存症に対する薬「ナルメフェン(セリンクロ)」が発売されました。今回の薬は「飲酒の1-2時間前に服用し続けると、次第に酒を飲まなくな…

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共依存が見えるとき(2019.03.06)
 昔のアルコール依存症者の妻の様相から 共依存という言葉は、アルコール依存症の妻で使われました。「夫の酒を嫌がりながら、同時に夫の酒でのしくじりを妻が尻拭いすることで、かえって夫の酒が止まない方向をもたらしている」というものです。妻の尻拭い行動は夫の心に内なる…

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「家族の想いを伝えるか」 : 不登校のこども・休職中の夫を持つ家族の悩み(2019.02.21)
「家族の気持ちを伝えるか」について不登校の子どもや長期休職中の夫などの家族から、「どう本人に伝えていいのか」というご質問を多く頂きます。これはマスコミが喜ぶ回答ですと、「そっとしておきましょう」となるでしょう。しかし家族の中で「そっとし続けて変わっていく」のは…

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神経症治療の本質…「確率を見極めて捨てていくという腹括り」(2019.02.04)
「その問題はまた起こるか…。」…神経症という強迫思考神経症とは、人間の脳のバイアスに由来します。その一つの大きなものが「また同じことが起こったらどうしよう」という想いです。神経症の治療とは、この「同じことが起こる事象」を客観的に見つめ、それがまた生じる確率が小…

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