こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

依存戦略「既読スルー」(2016.05.10)
「ハマる」には、当事者の背景つまり「ハマらざるを得ない理由」が無視できないことはこれまでも述べました。従って依存症つまり「ハマり」の治療では、各人が抱える事情をカウンセリングや自助グループの中で掘り下げることで見失っていたものや、新たなモノの捉え方を創造し…

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DV後遺症(2016.04.07)
先日話題となった少女の監禁事件から、「適応機制」という言葉が報道に取り上げられました。適応機制とは「その空間や状態に当初は苦痛を感じても、無意識のうちにいつのまにか適応していくようになる」ということですが、これは大きなポイントです。なぜならこの適応機制が続…

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つじつまが合わないと感じたとき(2016.03.01)
人間関係でのギクシャクの元は言うまでもなく行動と会話ですが、より反応的なものは会話由来のものでしょう。例えば、「あの人失礼ね」という言い回しをする人がいますが、考えてみれば失礼と感じる由来は、感じた側の事情です。よって感じた側のいきさつを追っかけていって始…

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「治す」治療から「創る」治療へ。世間の基準では楽にならない。(2016.01.31)
少々歴史の話になりますが、日本語には「錦の御旗」という言葉があります。過去の様々な内乱の際に「我々は天皇側の軍である」と知らしめるために使った旗を指すものです。この旗を持つ軍は「官軍」となり、その戦う相手は天皇に逆らう「逆賊」あるいは「賊軍」とされてしまい…

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人間関係はアレルギー (4) : 「また同じことになる」という怖さ。(2015.12.07)
このようにタイトルを書くと、依存症治療に携わる多くの方々から一つの反感を買うかもしれません。というのも、依存症の治療のモットーは「回復」となっています。「依存症はもう一生治らない。でも回復ならある」。これが私が医師になる以前より言われてきた依存症治療の合言…

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人間関係はアレルギー (3) : ならぬことはならぬ?(2015.11.25)
前回は「人を屈服させて動かすということはできない」と述べました。しかしこれには反論があるかもしれません。例えば、親子関係では「しつけ」と称して「言いきかせる」ことが推奨されることもありますし、会社では「いいから、言われたとおりにやれ」という命令従属型の上司…

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人間関係はアレルギー (2) : 「屈服」で人は動かない(2015.11.19)
以前にも簡単に触れましたが、依存症治療の中に「底付き体験」というものがあります。アルコール依存症ならば、「いくら言っても本人が治療に入ろうとしないときは、日常生活がままならなって、本人が参ったというまで待つ」というのが一つの戦略ということでした。 これはいま…

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人間関係はアレルギー (1)(2015.10.27)
集団になれば必ず出てくる人間関係ですが、これはまさに花粉症などのアレルギー反応と同じような現象としてあらわれます。 花粉症は、最初に身体に入ってきた花粉には身体は反応しません。しかしいつのまにか最初の花粉を「これは異物である」と認識し、二回目以降に入って…

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大人になってからの虐待の影響(2015.10.01)
最近のコラムでは、虐待を受けながら育った人の様子について触れています。今回は一見わかりにくいものの、「あれっ、この人は虐待に苦しんできたかな」と思われる様子について述べます。 それは物事の決め方にあらわれます。虐待に苦しんできた人は「早く」「一人で」物事…

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家庭と外との決定的な違い : 「なぜ騒ぐというやり方を使うのか」(2015.09.17)
前回までに、いじめやクレーマーになる流れについて述べました。これら極端な行動に至る人の背景として、「家庭における児童虐待を受け続けてきた過去が存在する」とも述べました。その理由は、人間関係は家庭と外で決定的に違う点が存在するからです。 その大きなものとは…

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