こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

依存症とトラウマ治療~騒ぐ人の共通項(2016.11.11)
アディクション (依存症) や過去のトラウマにまつわる治療の基本は、「いまだけを取り扱わないこと」です。本人の過去のいきさつを溶きほぐすことなく、現在や未来のことを話題にしていても、(依存症の人は優しいですから) 付き合ってはくれますが、新しい流れにいざな…

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依存症からの回復は「試す」こと(2016.11.04)
本日は、先日出席した学会の感想から始めさせて頂きます。 あるセッションで、日本に優るとも劣らぬ韓国における依存症についての話がありました。日本と若干様相が異なるところが紹介されていましたが、新しい報告で新鮮な空気を漂わせていた会場の雰囲気とは異なり、私の…

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依存症と子ども(2016.09.12)
医学的な小難しい定義は置いておき、あらゆる依存症の基本定義は「本意ではなくとも、そのことをやりたくなくとも、やらざるを得ないと感じている状態」を指します。本人が不本意ながらやっている依存症ですが、大きなことはこれが周囲にも影響することです。配偶者など身近な…

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むつける(2016.07.21)
私が生まれ育った東北地方には、「むつける」という独特の表現があります。標準語にすると「拗ねる」や「ふてくされる」という意味に近いですが、地元に住んでいた時の感覚をたどると、このように単純ではありません。 やはり土地により独特なニュアンスが含まれるのでしょ…

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依存戦略「既読スルー」(2016.05.10)
「ハマる」には、当事者の背景つまり「ハマらざるを得ない理由」が無視できないことはこれまでも述べました。従って依存症つまり「ハマり」の治療では、各人が抱える事情をカウンセリングや自助グループの中で掘り下げることで見失っていたものや、新たなモノの捉え方を創造し…

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DV後遺症(2016.04.07)
先日話題となった少女の監禁事件から、「適応機制」という言葉が報道に取り上げられました。適応機制とは「その空間や状態に当初は苦痛を感じても、無意識のうちにいつのまにか適応していくようになる」ということですが、これは大きなポイントです。なぜならこの適応機制が続…

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つじつまが合わないと感じたとき(2016.03.01)
人間関係でのギクシャクの元は言うまでもなく行動と会話ですが、より反応的なものは会話由来のものでしょう。例えば、「あの人失礼ね」という言い回しをする人がいますが、考えてみれば失礼と感じる由来は、感じた側の事情です。よって感じた側のいきさつを追っかけていって始…

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「治す」治療から「創る」治療へ。世間の基準では楽にならない。(2016.01.31)
少々歴史の話になりますが、日本語には「錦の御旗」という言葉があります。過去の様々な内乱の際に「我々は天皇側の軍である」と知らしめるために使った旗を指すものです。この旗を持つ軍は「官軍」となり、その戦う相手は天皇に逆らう「逆賊」あるいは「賊軍」とされてしまい…

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人間関係はアレルギー (4) : 「また同じことになる」という怖さ。(2015.12.07)
このようにタイトルを書くと、依存症治療に携わる多くの方々から一つの反感を買うかもしれません。というのも、依存症の治療のモットーは「回復」となっています。「依存症はもう一生治らない。でも回復ならある」。これが私が医師になる以前より言われてきた依存症治療の合言…

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人間関係はアレルギー (3) : ならぬことはならぬ?(2015.11.25)
前回は「人を屈服させて動かすということはできない」と述べました。しかしこれには反論があるかもしれません。例えば、親子関係では「しつけ」と称して「言いきかせる」ことが推奨されることもありますし、会社では「いいから、言われたとおりにやれ」という命令従属型の上司…

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