こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

人間関係はアレルギー (2) : 「屈服」で人は動かない(2015.11.19)
以前にも簡単に触れましたが、依存症治療の中に「底付き体験」というものがあります。アルコール依存症ならば、「いくら言っても本人が治療に入ろうとしないときは、日常生活がままならなって、本人が参ったというまで待つ」というのが一つの戦略ということでした。 これはいま…

▼続きを読む

人間関係はアレルギー (1)(2015.10.27)
集団になれば必ず出てくる人間関係ですが、これはまさに花粉症などのアレルギー反応と同じような現象としてあらわれます。 花粉症は、最初に身体に入ってきた花粉には身体は反応しません。しかしいつのまにか最初の花粉を「これは異物である」と認識し、二回目以降に入って…

▼続きを読む

大人になってからの虐待の影響(2015.10.01)
最近のコラムでは、虐待を受けながら育った人の様子について触れています。今回は一見わかりにくいものの、「あれっ、この人は虐待に苦しんできたかな」と思われる様子について述べます。 それは物事の決め方にあらわれます。虐待に苦しんできた人は「早く」「一人で」物事…

▼続きを読む

家庭と外との決定的な違い : 「なぜ騒ぐというやり方を使うのか」(2015.09.17)
前回までに、いじめやクレーマーになる流れについて述べました。これら極端な行動に至る人の背景として、「家庭における児童虐待を受け続けてきた過去が存在する」とも述べました。その理由は、人間関係は家庭と外で決定的に違う点が存在するからです。 その大きなものとは…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(8) : 虐待された体験がいじめ・クレーマーを生む (後-2)(2015.08.28)
最後に前回のクレーマーの4つの衝動分類のうち、残りの「懲罰衝動」と「自傷衝動」について述べます。これらはいずれも「周囲にギャラリーがいる場合」でした。 前者の「懲罰衝動」は、その名の通り「謝罪欲求」です。もちろん目をつけられた相手には、何も落ち度がないことが…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(7) : 虐待された体験がいじめ・クレーマーを生む (後-1)(2015.08.07)
前回までは虐待といじめのつながりを述べました。今回はクレーマーについてです。まずクレームの形には次の4つのパターンがあると思います。 問題解決要求 子宮回帰欲求 懲罰衝動 自傷衝動 問題解決欲求の場合は、クレーマーとは言いません。…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(6) : 虐待された体験がいじめ・クレーマーを生む (中)(2015.07.27)
前回はいじめの加害者に対して「いじめちゃダメよ」というだけでは「野暮」と述べました。治療の上でいろいろとふさわしい言葉を探しますが、この「野暮」はいじめに限らず依存症や衝動行為の治療をすすめる上で、とても的を得た言い回しと考えています。 衝動行為つまり「…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(5) : 虐待された体験がいじめ・クレーマーを生む (前)(2015.07.02)
人付き合いにおける悩みにおいてよく使われる言葉に、「罪悪感」というものがあります。これはいわゆる「負い目」「引け目」ですが、これらは人間が生まれもって備わっているものではなく、子ども時代からの人付き合いの中で養われる後天性のものです。よって、「自分を責めて…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(4) : 共依存の流れ(2015.05.26)
古い話といわれますが、今回は改めて共依存についてです。 共依存とは当初アルコール依存症の妻を題材に、「たとえ飲み続ける夫から犠牲を強いられても、相手を世話することで自分の存在意義を追い求める」といった人間関係の依存を示したものです。その共依存からの脱却に…

▼続きを読む

人間関係と治療2015-(3) : 児童虐待をきれいごとで取り扱わない(2015.04.03)
先日のニュースでも同様ですが、児童虐待防止法が施行されて以降、児童相談所への虐待通告は年々右肩上がりです。この記事が出るたびに、毎回どこかの専門家と称する人から同じコメントが繰り返されます。一つは「児童虐待が認知されたから通告数が増えているのだろう」、そし…

▼続きを読む