こころ、こんにちは。

COLUMN院長コラム

依存症は最悪の事態からの回避である(2013.10.15)
いまは「ネット依存」や「万引き依存」など様々な依存症外来も開かれるようになりました。依存症を嗜癖という概念も少しずつ浸透してきました。しかし依存症の対象そのものにどうしても注視してしまう傾向は、まだ変わらないようです。 依存症というのは、当のご本人が最悪…

▼続きを読む

精神科医から見るブラック企業(2013.10.01)
ブラック企業という言葉に乗じるわけではありませんが、残念ながら日々臨床をしていて芳しくない対応をされていると感じられる企業もみられます。このアベノミクスのなか、以前と比べ業務量が増え、それに伴う上司部下関係を主としたしがらみも増えているのか、うつ病に至る人…

▼続きを読む

トラウマ・サバイバーの癖(2013.09.01)
「トラウマ・サバイバー」という言葉があります。幼い頃より両親より様々な虐待を受けた、あるいは両親の虐待を目撃せざるを得なかったなど、家庭内で緊張感の絶えない中で育った子どもとして使われるものです。このような体験はその子供が大人になるにつれて様々なこころの不…

▼続きを読む

「言葉」は「本音」を言わない(2013.08.07)
行動経済学に「カスタマー・マイオピア」という言葉があります。マイオピア(myopia)とは「洞察力に乏しい」という英語ですが、では「カスタマー・マイオピア」とは「お客のことを全く考えていない」という意味かというと、そのような直訳にはならないようです。 で…

▼続きを読む

カウンセリングが生きる時(2013.07.06)
カウンセリングというと、クライアントにあたる人とカウンセラーが一対一で相対し、クライアントのこころを解きほぐしたり、新しい生き方の方向へ導くために行われる面接と思われると存じます。私もカウンセリングが治療構造の一翼を担っていると思いますが、カウンセリングは…

▼続きを読む

「強迫」は「脅迫」の積み重ね(2013.07.04)
強迫性障害という疾患があります。出掛けに何度も鍵を閉めたかをチェックしなかなか外出できない「確認強迫」、あるいは汚れや菌がついているのではと気になり手洗いが止められない「洗浄強迫」など様々なものがありますが、こと強迫で本人が「悩む」場合は、その強迫の内容が…

▼続きを読む

奪われた感覚は知恵を出すことを拒絶する(2013.06.06)
以前在籍した医院で採用していた心理学的調査票に、EMBU尺度というのがあります。これは「養育体験認知に関する自己記入式調査票」と訳され、患者さんがご自身の子ども時代を反芻しながら記入していく調査票です。どのように両親に育てられたかを振り返りながら答えて頂き…

▼続きを読む

謝らない人(2013.05.21)
日本には人間関係に関わる言葉として、見栄・意地・面子など「恥の文化」に由来する様々な表現があります。英語にもある程度ありますが、他にも体裁・格好などいわゆる意固地をあらわすような言葉が、日本語にはこのようにたくさん存在していることに驚かされます。 そういえば…

▼続きを読む

面白くしようとしない訳(2013.05.03)
今回は、私が取り組んでいる落語の話からです。 プロの噺家さんは、「行く先々の水に合わないといけないよ」といわれるようです。これはお客さんの背景や事情によって、同じ笑いでも受け止め方が異なってくるからでしょうが、今回はこの点を少し掘り下げていきたいと思いま…

▼続きを読む

男らしさの病・「お父さんに勝ちたい」(2013.04.19)
DVや会社でのハラスメントなど衝動行為の要素の一つに、「強迫傾向」が無視できません。「こうでなくてはならないのではないか」と思い描いて、抜けられない状態です。 このような人は世の中で成功をおさめることが多々あります。経営者にも多い感覚です。ただご本人に釈…

▼続きを読む