症状の奥には、人との関係の物語があります ~当院からのメッセージ~
習慣化する症状や状態像の見立て
繰り返す行動ややめられない習慣は、あなたの心が語る言葉かもしれません。うつ病や適応障害、パニック障害や強迫神経症など身体化症状、依存症や摂食障害など様々な衝動統制障害は、当院では“人間関係のかたち”としてお話を伺っています。
それは決して「わがまま」や「甘え」ではなく、これまでの体験や関係性の中で育まれた、生き方の一部です。従って表に出ている「症状」ではなく、その奥にある「マグマ」に焦点を当て、共に整理していくことを大切にしています。
やめられない行動には、理由があります。
一見気難しい行動は、心があなたを守ろうとする方法の一つです。その奥には、人との関係やこれまでの体験が深く関わっていることがあります。私たちは、その背景にある声にならない物語を大切に聴き取っていきます。
“症状”はあなたのせいではなく、“生きてきた背景”のあらわれです。
人との関係の中で育まれた痛みの表現かもしれません。その奥にある苦しみや無言のメッセージを擦り合わせていきます。
わかってほしい、でも言葉にならない~そんな想いのかたちとしての症状
やめられない習慣の裏側に、関係性の傷や心の歴史が隠れていることがあります。表面的な症状だけで判断せず、背景にある人間関係やトラウマをみつめます。
行動は“問題”ではなく、“メッセージ”かもしれません。
言葉にならなかった感情や体験が宿っています。その意味を共に紐解くことから、回復の物語が始まります。
以上、当院は人間関係由来のうつ病、不安障害、パニック障害、社会恐怖、PTSD、様々な依存症など衝動統制障害などを担っています。また様々なハラスメントや虐待、ひきこもりなど対人関係再構築を目指す事例は、処方投薬のない方も多くいらっしゃいます。家族の方を含め、どうぞお気軽にお問い合わせください。