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院長コラム

川崎での精神医療の特徴とは (2023.03.02更新)
多様な社会問題を有する川崎 ー産業メンタルヘルスを例にー  私は仙台から上京後から川崎市に在住し、在住10年後の2013年から川崎市川崎区の川崎市役所の傍で開業して今年(2023年現在)で満10年と… ▼続きを読む

うつ病と神経症の兆候〜何気ない変化を捉える (2023.02.14更新)
例えばうつ病という診断は、現在はクリアカットに様々な症状の有無のみで分別されますが、以前は病態像の把握、そして予後と治療を占う上で、少なくとも「内因性うつ病」(endogenous depressio… ▼続きを読む

相手の気持ちをのぞき込む練習 (2023.01.23更新)
人間関係で悩んだ時に、自分がどのようにしたらいいかと考えがちです。確かにこのような視点が優先されることは初めのうちは仕方ないことです。しかしカウンセリングや事象帯にする解釈を加えていくことによって、相… ▼続きを読む

患者さんを諫める場合もあります (2022.02.28更新)
対人関係問題を扱うクリニックとして 当院は症状や衝動の収まりの一環として、対人スキルの拡大の寄与に取り組んでいます。その中にはすぐに実践できるものもあれば、練習を重ねて覚えていく類のものもあります。… ▼続きを読む

差別は「しがらみ」がもたらす (2021.02.12更新)
差別の由縁 五輪絡みの差別発言が物議を醸しだしています。得てして問題発言と取り上げられる際、その当時者はその重要性を意識していないものです。知らないうちに脈々と刷り込まれた当事者の価値観が由来してい… ▼続きを読む

決めつけられるという不本意 (2020.11.20更新)
コロナを例に…。 コロナが世に出てきた当初、「コロナが怖い」で思い浮かぶ対象は「感染」でした。確かに今春の緊急事態宣言前はそのようでした。しかし実際に緊急事態宣言に入り、人々の往来が少なくなると、「… ▼続きを読む

災害・有事時の「気が立つ」反応 (2020.05.07更新)
有事時の心因反応 私は宮城県の出身のため、先の東日本大震災後一年間、東京から現地支援に伺いました。沿岸部の気仙沼・南三陸に向かう道路の周囲の木々の下半分は、津波の塩水をかぶって茶色に染まっていること… ▼続きを読む

親が振り向いてくれない怒り (2020.01.14更新)
怒りの大きな源泉は親子関係である。 新年になり改めて振り返ると、やはり人間の怒りは親子関係が源泉となると思い知らされます。いじめ・マウンティング・DV・ハラスメント…傍から見て「なぜこの人はこんな実… ▼続きを読む

あの時と同じことは起こらない (2019.09.02更新)
職場は特殊な集団。人間関係の構造式が違う 明日から学校では二学期が明けます。夏休み明けのこの時期が最も学童や生徒の自殺が多いようです。長い休みを経て、当時の辛かった時の再現を心配するのでしょう。 一方… ▼続きを読む

トラウマは気難しさにつながる (2019.06.07更新)
複雑性トラウマは「奪われた体験」と「得られなかった体験」に分ける。精神的なトラウマは、自然災害や事故などで生じる「単純性トラウマ」と、不具合な環境が長引いて生じる「複雑性トラウマ」に分けられます。私ど… ▼続きを読む

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